無事に家に帰るまでが海外旅行
今大人な皆様でも、小学校時代の遠足で
「無事に家に帰るまでが遠足です」
という話を聞いた記憶があるのではないでしょうか?小学生の頃の遠足というと、
一日勉強しなくてもよい!
普段とは違う場所で友達と思いっきり遊べる!
自分が好きなものだけ入っているお弁当
普段学校に持っていけないお菓子を詰め込んだおやつ袋
などなど、テンションが上がる要素満載。ついつい目的地で思う存分遊んだところで「遠足終了」と思いがちでしたね。ただ、全員で学校に戻り、その帰り道も交通事故などに遭わずに帰宅するまでが遠足ですよ、と戒める意味があったのだと思います。
海外旅行も遠足と全く同じ構図です。
仕事をきれいさっぱり忘れてリフレッシュ!
普段とは違う環境で家族や友人と思いっきり遊べる!
食べたことのない食べ物、見たことのない場所
日本では買えないお土産などを物色し放題!
などなどこちらもテンションが上がる要素満載。ついつい羽目を外して、現地の法律に違反したり、油断してスリや置き引き・強盗被害に遭ってしまったり、最悪の場合はテロ等に巻き込まれたりする可能性は否定できません。まして、現在の日本は世界的にみると極めて犯罪の少ないお国柄。銃や爆発物もほとんど流通していませんので、レストランや映画館、大規模なイベント会場で銃の乱射がしばしば発生する国とは状況が全然違います。
冷静に考えると海外旅行は
土地勘のない場所、
言葉も通じにくい場所、
そして治安情勢が日本よりも悪い場所
に行くということでもあります。
ならば、仕事やプライベートのあれこれを忘れて楽しむにしても、最低限自分の身を守る意識は持っておいた方がよいでしょう。たとえ現地を満喫していたとしても、帰国する前に負傷してしまった、財布やパスポートを盗まれたetc…という状況ではよい思い出も残りませんよね。
【次ページでは・・・世界各地の日々の犯罪は日本語で報じられません。が、知らなくてよいわけではありません】