2020年8月25日、アフガニスタンの首都カブール、北部バルク州および中部ゴール州で爆発を伴うテロ攻撃が発生しました。いずれもアフガニスタン治安当局や親政府勢力への攻撃ですが、子どもを含む多数の民間人も被害に遭っています。3件の攻撃により、合計で少なくとも12名が死亡、35名が負傷しています。
爆発を伴うテロや銃撃事案が発生した場合、直接的な標的が治安当局あるいは宗教施設といった特定のものであったとしても無関係の一般人が巻き添え被害に遭うケースが多数発生していますのでご注意ください。
なお、バルク州での治安当局への攻撃については長らく反政府武力活動を継続しているアフガニスタンタリバンが犯行声明を発表済みです。昨24日より隣国パキスタンにおいてアフガニスタンタリバンとパキスタン、中国の間でアフガニスタンにおける和平協議に向けた協議が行われているタイミングで、タリバンがアフガニスタン国内各所で攻撃を実行したものとの指摘がなされています。