アメリカ北西部山火事に伴う大気汚染

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2020年9月16日現在、アメリカ北西部3州(オレゴン州、カリフォルニア州、ワシントン州)及びカナダブリティッシュコロンビア州では過去最悪レベルの山火事が延焼中です。火事による直接的な死亡や家屋・森林等の消失のみならず広い範囲で大気汚染による被害が報告されています。

17日現在スイスの空気清浄機メーカーが測定している主要都市の大気汚染状況ランキングによればオレゴン州ポートランドが世界最悪となっており、ワシントン州シアトルが4位、カナダブリティッシュコロンビア州のバンクーバーが6位となっております。この汚染状況は空が見えないと言われていたカブール(アフガニスタン)やデリー(インド)、ラホール(パキスタン)と同等以上の汚染状況となっている模様です。

 

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スイスIQAirのウェブサイトよりキャプチャ

 

 

オレゴン州政府も地区ごとの汚染状況を発表しています。ポートランドを含む主要都市部では既に大気汚染が最悪レベルとなる「Hazardous」がに達しており、当局は健康維持のため市民に以下のような行動をとるよう注意喚起しています。

oregon-air-pollution-map

 

・屋内にとどまり、窓を締め、外部の空気が入らないようにする
・ろうそくや暖炉の使用、喫煙を控える。(室内の空気を汚染させない)
・空気清浄機の活用
・自動車での外出時は窓を閉めエアコンは空気を循環させるように設定する
・大気汚染から喉を守り、咳の症状を緩和するために水分をこまめに取る

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