2023年10月6日フィリンピン国内42の空港に爆破予告を受け、治安当局及び航空当局が警戒レベルを高めました。現在まで爆発物等は見つかっていないとのことですが、予告メールの信ぴょう性の確認及び空港周辺での検問等が行われています。
当局発表によれば、爆破予告があったのは現地時間4日とのこと。現時点で爆発物は見つかっておらず、信ぴょう性は低いとみているものの念のための措置として各地の空港への立ち入り者の身分・チケット確認、巡回警備の強化など対策が講じられています。
一般論として42か所もの空港を同時に、あるいは順次標的として爆発物を設置することは極めて困難と言えます。また同国では9月に鉄道網への爆破予告がありましたが特段危険な爆発物等は見つかっていません。ただし、フィリピンでは一部地域で爆発物を用いたテロが発生していること、爆発物の製造を生業にするグループがいることは事実です。
周囲に持ち主不明の荷物が放置されていないか、明らかに一般旅客と異なる動きをしている人物がいないか、といった異変に気付く注意を怠らないこと、また万が一治安当局等から安全確保のための指示があった場合には速やかに従うようおススメします。