2024年1月24日、ボリビアの複数の都市周辺で大統領選挙への出馬を予定しているモラレス候補の支持者らが幹線道路を封鎖するなどして抗議活動を行いました。通常の移動が困難となっており、ラパスからサンタクルスに向かう路上では立ち往生中に高齢女性が体調を崩し死亡する事案も報告されています。同国内移動予定の方は現地最新情報への注意が必要です
本件は2025年の大統領選挙への出馬を表明しているモラレス氏が、憲法裁判所から出馬を認められなかったことを受けて行われたものです。特にモラレス氏の支持基盤である農業関係者らの反発は強くコチャバンバ、オルロ、ポトシ、ラパスの各県で幹線道路が少なくとも16か所封鎖されています。一部地域では封鎖を解除するため、抗議者らを排除するために催涙ガス等を使用した場所もあるとされており、衝突が今後拡大する可能性恵も指摘されています。特に高齢女性がラパスからサンタクルスへ向かっていた際、抗議に伴う道路封鎖で長時間の立往生を与儀なくされ死亡した事案は政府の記者会見で「抗議による犠牲者」と表現しており、対立が懸念されています。