アルゼンチン新大統領に対する全土でのデモ

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2024年1月24日以降、アルゼンチン全土でミレイ新大統領の各種政策に反対する労働組合等を中心に全土で大規模なデモやストライキが発生しています。首都ブエノスアイレスでは公共交通機関が停止している他、数万人規模での抗議集会が行われています。

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ブエノスアイレス市内で機動隊と対峙する抗議者らの更新(El Paisのウェブサイトよりキャプチャ)

アルゼンチン国内最大の労働組合である労働総同盟(CGT)が中心となってミレイ新大統領に抗議する動きが広がっています。一部抗議者らはミレイ新大統領を「裏切者」と呼び、新政権が打ち出した各種改革に抵抗する姿勢を強めていいます。首都ブエノスアイレスでは8~10万人程度の人が抗議デモに参加している他、全国各地で労働組合に所属する労働者が多くストライキに参加しています。

現時点で公共交通機関に加え一部航空便も停止しているとの情報があり、アルゼンチン国内及び同国発着の移動に影響が出ています。また、運送業や商店主らもゼネラルストライキに参加していることから市中で生活必需品や食料品の販売が行われていない地域もあります。

 

現時点で大規模な衝突が発生しているとの報道は確認できていませんが、今後の状況によってデモ活動参加者と機動隊や警察官らとの衝突が発生しうると言えます。本件はアルゼンチン国内の内政問題であり外国人、特に旅行者がデモに参加する意義は見出せません。不用意に群衆に近づかず、安全を最優先に行動するようおススメします。

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