2025年1月20日タンザニア政府とWHOは北西部カゲラ州でマールブルク病が再流行している旨発表しました。同国では2023年3月~6月にマールブルク病の流行が確認され死者が出ています。昨年後半にはルワンダで感染が確認されており、致死率の高い疾病ですので感染予防に十分な注意が必要です
マールブルグ病は、エボラ出血熱に似た致死率が高い危険な感染症の一つです。主として感染者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。滞在中の方は感染者が発生している地域には近づかないようにし、感染者又は感染の疑いがある人との接触は避けてください。
また、本疾病の発生原因については現時点で不明です。野生動物等からの伝播も想定され、タンザニアカゲラ州に隣接するウガンダ、ブルンジ、ルワンダ等でもマールブルグ病の発生可能性も想定されうる状況です。
本件に関しては現地日本国大使館も注意喚起を発しています。日本語で一読できる、日本政府厚生労働省検疫所のマールブルグ病解説ページもご参照下さい。
【参考リンク】厚生労働省検疫所「マールブルグ病」