インドネシア首都市内高校敷地内モスクでの爆発

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2025年11月7日インドネシア首都ジャカルタ市北部に所在する公立高校内のモスクで、複数回の爆発が発生しました。学生らを中心に少なくとも54名が負傷しました。現場周辺には爆発物処理班が派遣され、厳重な警備が敷かれています

 

本件爆発はイスラム教で一般的な金曜日正午ごろから始まる集団礼拝の最中に発生した爆発事案です。爆発現場は首都北部ケラパ・ガディン地区に所在する第72公立高校敷地内にあるモスクです。爆発は大勢が集まった礼拝開始直後に発生したとみられており、爆発物がスピーカー付近に仕掛けられていた可能性があるとのこと。爆発は少なくとも2回発生したとの周辺住民の証言も報じられています。

モスク内は爆発直後に騒然となり、パニック状態で大勢が避難しました。負傷者の一部は爆発による裂傷や火傷ですが避難時の転倒による負傷者も複数いた模様です。約20名が病院に運ばれていますが死者は確認できていません。

 

爆発の原因は現在も調査中であり、現場には爆発物処理班が派遣され、モスク周辺の安全確保が進められています。宗教的な意味合いがあるモスクとはいえ、公立高校の敷地内ので爆発が発生した点で非常に稀な事案と言えます。

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