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当初アフガニスタンとパキスタンの国境付近で発生していた衝突が、パキスタン首都およびインド首都でのテロを筆頭に南アジア一帯を巻き込む治安懸念へと波及しつつある。こうした流れは一旦始まると外交的な非難の応酬にとどまらず、報復的な攻撃へとつながる傾向がある。この点で、日本企業や団体でインドやパキスタンに関係者を派遣している組織は、当面注意を通常よりも高める必要があるといえる。
2025年10月19日、カタールのドーハでパキスタンとアフガニスタンの国境地帯における停戦合意協議が開催され、即時停戦が成立した。しかし、その後の10月28日の第2回協議では双方の利害が一致せず決裂し、翌29日には…




