2026年4月11日アルゼンチン首都ブエノスアイレス市内で邦人旅行者が盗難被害に遭いました。被害者は市内のバスターミナルで服が汚れていると声をかけられ対処している間に所持品を盗まれ、パスポートや電子機器などが入ったカバンを持ち去られました。古典的な手口による被害であり現地日本国大使館から改めて注意喚起が呼びかけられています。
日本人の盗難被害が発生したのはアルゼンチン首都ブエノスアイレス市内北部の交通拠点周辺でした。被害者がバスターミナルから徒歩で移動していた際、背中に白濁した液体がかけられたことに気づきました。その直後現地の女性とみられる人物が近づき、親切に衣服を拭き取るよう申し出たため、被害者は荷物を地面に置いて対応しましたが、その隙に何者かにバッグを持ち去られたものです。周囲にいた別の人物が逃走方向を示したものの犯人の姿は確認できず、そのまま荷物は持ち去られました。被害者に特段のけがはありませんでした。
被害現場周辺には大規模なスラム街が隣接しており、強盗や窃盗が多発する地域として知られています。今回の手口は、液体をかけて注意をそらし、複数名で連携して所持品を奪う典型的な窃盗手法とみられています。ブエノスアイレス市では年間数万件規模の窃盗が報告されており、観光客が狙われる事案も少なくありません。
現地に滞在中の方やアルゼンチンへの観光を予定されている方は、公共交通機関の利用時や人通りの多い場所で周囲の状況に注意を払い、見知らぬ人物から声をかけられた場合でも荷物から目を離さないよう心がけてください。また、衣服に液体をかけられるなど不自然な状況が発生した際は、歩行を止めず、所持品を手放さずにまずはその場を離れることが重要です。万一被害に遭った場合は、犯人を追跡しようとせず、自身の安全を確保したうえで警察や現地日本大使館へ連絡するようにしてください
なお、日本政府外務省が公開している「海外邦人事件簿」では古典的・典型的な犯罪手口を紹介しています。


