アルゼンチン中部ロサリオ市の治安悪化

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2024年3月上旬以降アルゼンチン中部、サンタフェ州の中核都市ロサリオでタクシーやバス運転手、ガソリンスタンド店員等への暴力、殺人事案が相次いでいます。現地では平和を願うと共に治安の改善を訴える大規模な集会が開催されている他、学校の休校や商店の営業自粛など生活にも影響が出ています。

 

 

以下現地日本大使館から発せられた日本人向けの注意喚起です。

3月4日の週、ロサリオ市では過去最悪のペースで連続して殺人事件が発生しています。5日(火)、6日(水)と立て続けにタクシー運転手が武装した集団に銃撃を受けて殺害されたほか、7日(木)には路線バスの運転手が少なくとも3発頭部を撃たれ、その後病院で死亡しました。また、9日(土)夜には、ガソリンスタンドの店員が同所を訪れた男にいきなり発砲され、死亡しています。一連の事件を受け、ロサリオ市では路線バス、タクシー、ガソリンスタンドが営業を控え、学校の休校、ゴミ収集業者等が操業を停止しており、市民の日常生活に混乱が生じています。 以上を踏まえて、治安状況の悪化により一般市民が犯罪の被害に遭う可能性が高くなっているほか、公共サービスの停止の影響を受ける可能性がありますので、ロサリオ市への不要不急の訪問はお控えいただくことも一案です。また、万が一、同都市を訪問する場合には、情報収集のうえ、身を守るための十分な安全対策を講じるようにしてください。

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