ブルガリア首都市内移民暴力事案の続発

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2024年3月6日以降、ブルガリア首都ソフィア市内や第二の都市プロブディフで外国人移民に関連した暴力事案が相次いでいます。ソフィア市警察を含め警戒を高める体制が整えられ得ており、現地日本国大使館からも日本人向けに注意喚起が発せされています。

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現地日本大使館が発した注意喚起文面

 

以下日本大使館が公開している関連の事案リストです。

・3月6日(水)午後7時頃、ソフィア市内中心部のヴィトシャ大通りにおいて、アラブ系の若者らとブルガリア人の若者らが口論になり、ブルガリア人の少年がアラブ系の若者から暴行を受ける事件がありました。本件につき、シリア国籍の男1名(20)及びエジプト国籍の男1名(24)が逮捕されています。・3月8日(金)午後8時頃、同じくヴィトシャ大通りにおいて、パキスタン系英国人の男子学生4名が、ブルガリア人の若者10~15名から暴行を受け、パキスタン系英国人のうち2名が軽傷を負ったほか、うち1名の携帯電話が盗まれる事件がありました。本件につき、未成年者を含む4名が逮捕されています。・同じく3月8日(金)午後8時頃、ソフィア市西部のオフチャ・クペル地区で、同地区に所在する移民収容センターに収容されている移民同士が、鉄パイプ等で武装するなどしてセンターの外で争い合い、1名が軽傷を負う事件がありました。

 

ブルガリアには以前から移民の流入に伴う問題がありましたが、ロシアによるウクライナ侵攻以来その数は爆発的に増加しています。人口が本来設計されているインフラや物流キャパシティを超えると地域の生活の質が大きく下がるため移民への反感が高まる他、文化の違いによる軋轢も自ずと増加します。当面の間ブルガリアでは類似の暴力が継続しうる点も踏まえ、安全対策を今一度見直すことをおススメします。

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