ナイジェリア首都市内アジア系住民への反感の高まり

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2026年5月2日カメルーンの首都ヤウンデ市内にある中華系スーパーでカメルーン人従業員への暴行事件が発生しました。本件に対する地域住民の不満や怒りがアジア系住民に向けられる可能性があることから、在カメルーン日本国大使館が注意喚起を発しています。

 

事件はヤウンデ市エリグ・エドゾア地区の中華系スーパー「シノマート」で発生し、経営者から指示を受けたとされる警備員がカメルーン人従業員を鞭打ちする様子が動画に記録され、SNSで拡散されました。投稿されたSNSは内部告発者(ホイッスルブロワー)によるものとされていますが現時点で真偽は定かではありません。

拡散した動画を確認し、中国人らの指示の下でカメルーン人が鞭で打たれるという状況に憤慨したカメルーン人地域住民が店舗に詰めかけるなどし、憲兵隊が出動する事態となりました。警察は映像の信ぴょう性及び事実関係を確認したうえで店舗に踏み込み、中国人経営者、通訳、さらに撮影に関与したとされる中国人3名を拘束しました。軍人が関与した疑いがあるため、事件は国防省の管轄に移され、捜査が継続しています。

 

事件を受けて労働大臣が声明を出し、外国企業における労働者虐待の疑いについて調査を指示しました。また、ヤウンデ市当局は公共秩序の悪化を懸念し、当該スーパーを閉鎖したとされています。さらに、一部の外国系企業が従業員への懲罰に軍人を関与させる「体系的な虐待」の疑いも指摘されており、今回の事件が単発ではない可能性が示唆されています。

日本人と中国人は外見では区別がつきにくいため、地域住民の不満や怒りの対象が日本人にも向けられる可能性があります。在カメルーン日本国大使館からの注意喚起にあるとおり、以下の点にご留意ください。

●当面の間、当該スーパーには近づかず、別の中華系スーパーやレストランを利用する場合でも十分に注意する。
●中華系スーパー等以外の場所でも、目立つ行動、特に、トラブルに巻き込まれるきっかけとなり得る不用意な言動等を慎む。
●群衆や人だかりを極力避け、罵られたり、挑発されても応じることなく速やかにその場を離れる。
●外出の際は、車での移動、できる限り複数名を基本とし、夜間の外出は避ける。
●万が一、トラブルに巻き込まれた場合には、落ち着いて、かつ、早期にその場から離脱し、身の安全を確保してから警察や所属に通報する。

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