発展途上の新技術「自動運転車」
改めまして新年あけましておめでとうございます。代表の尾崎です。
今年は昨日7日が仕事始めだった方もおられるようです。いつもであれば安全対策に関連するコラムをお届けしますが、そろりそろりと始動すべく、代表のつぶやきを続けさせていただきます。
さて、「自動運転車」という言葉が世の中にかなり広まってきました。トヨタやホンダといった日本が誇る自動車メーカーはもちろん、海外の自動車メーカー、そして最近ではグーグルやアップル、ソフトバンクといった、いわゆる「IT企業」もこの業界に参入しています。
この「自動運転車」はたくさんのセンサーを利用して周囲の状況を把握することが前提になっています。周囲の車や歩行者、赤信号やその他交通ルールに至るまで、カメラや音声センサーなどを用いることで情報を収集するそうです。
そうして集まった情報をコンピュータやAIで処理して最適な運転を行えるようになるものだそうです。現時点ではまだ人間が一切の運転行為をしなくていいというレベルには達していないのですが、10年か20年後には完全自動運転の実現も視野に入っているのだとか。
もし、完全自動運転が実現すれば、自動車の中で寝ていても目的地に到着できるわけですから、それはすごい技術ですね!
さて、この「自動運転車」ですが、先ほどお伝えしたように技術的にはまだ未完成です。そのため、現時点での「自動運転車」は実験中に事故を起こすこともあるようです。
事故の原因となっているのは、カメラや音声、赤外線等のセンサーが十分機能してなかったり、GPS位置情報のエラーが発生したり、もしくはAIによる状況判断ミス(歩行者を認識したにも関わらず、止まる必要はないと判断する等)などが想定されているようです。
現時点では「自動運転車」に任せきりで移動するのはまだまだ怖いですね。そしてまた歩行者や自転車の立場からすると「自動運転車」に理由がわからず轢かれるかもしれない、という認識も持っておかなければならないのかもしれません。
こうして現状をおさらいしてみると、危険を察知して人間のドライバーを助ける機能はさておき、まだまだ「自動運転車」には乗りたくないと感じられる方も多いのではないでしょうか?ましてセンサー機能を遮断した「自動運転車」など乗りたいとも思わないでしょう。
新しい技術にはリスクがつきものですので、事故などの教訓を踏まえて改良していく段階にあるのでしょう。早く高度なセンサー技術やAIが開発されることが普及の条件になりそうですね。
ただ、この件に関連して、私は日ごろから「なんでだろう?」と感じることがあります。それは現時点でもある程度のレベルまで到達している「自動運転車」のセンサーは信用できないもしくはセンサーがついていない状態なら乗りたくないと言うのに、ご自身の「センサー」を遮断してしまう方が多く散見されることです。
【次ページでは・・・技術的に未完、かつセンサーのない「自動運転車」には乗りたくないのにご自身のセンサーを遮断しているなんてことはありませんか?】
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