ブルキナファソ北東部礼拝施設襲撃事案

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2023年1月11日ブルキナファソ北東部、ドリ近郊の村落にあるイスラム教アハマディ派礼拝施設を武装集団が襲撃しました。地元の宗教指導者を含む成人男性9名が殺害されています。

 

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武装勢力による襲撃が発生した村落の位置図

 

武装集団は男性らをモスクの外で殺害した後、礼拝に集まっていた女性や子供らに対し「モスク内に戻った人間を殺す」旨脅迫をして逃走しています。

 

今回襲撃されたアハマディ派イスラム教は世界各地で少数派として存在しています。パキスタンでは法的にアハマディ派が禁止されている他、サウジアラビアのイスラム教聖地メッカへの巡礼も同国法上アハマディ派信者には認められていません。こうした背景もあり、アハマディ派宗教施設への攻撃はしばしば他のイスラム教徒によっても引き起こされる点、認識が必要です。

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