ブルンジ西部武装勢力と治安当局の衝突

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2023年12月22日ブルンジ西部ブギゾ地区で武装勢力と治安当局が衝突し、民間人19名を含む20名が死亡、10名が負傷する事案が発生しています。武装グループは隣国コンゴ民主共和国から越境して襲撃を実行したものと考えられています。戦闘は集結済みですが周辺地域での治安情勢を十分注視する必要があります

 

現地当局によれば、22日現地夜10時過ぎ、ブルンジとコンゴ民主共和国の国境に近い、タンガニーカ湖付近の集落ブギゾで武装勢力が襲撃を実行しました。本襲撃に伴って民間人19名と警官1名の合計20名が死亡、民間人を含む10名程度が負傷しています。武装勢力の標的は国境を警備する警官隊であったと考えられており、民間人は巻き添えにあったとの見方がなされています。

襲撃グループはルワンダ当局からは「テロリスト」に指定されているRED-Tabaraの一派の模様です。同グループは2015年以降コンゴ民主共和国を拠点として反ブルンジ活動を繰り返しています。戦闘行為は終了しており、今後犯行グループ殲滅に向けた捜査と摘発が行われれる見通しです。

なお、現地日本国大使館からは「今回の事件が発生した地域は、海外安全危険レベル3「渡航中止勧告」が発出されている極めて危険な地域であり、渡航は厳に控えるとともに、周辺地域についても、引き続き不要不急の渡航は止めてください」との注意喚起がなされています。

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