2025年10月12日カメルーン全土において大統領選挙の投票が予定されています。投票日及び選挙結果の発表まで各地で警戒態勢が強化される見込みです。不用意に群衆等の集結地点に近づかないよう安全第一の行動をおススメします。
今回の大統領選挙では83名が立候補の意思を示しましたが立候補が認められたのは既に7期大統領を務める現職ピヤ氏を含む12名のみでした。ビヤ氏の最大のライバルであるモーリス・カムト氏は立候補が認められていません。現地情勢からビヤ氏の8選の確率が高いとの指摘もありますが民主主義が機能しているのか、といった声が若い世代を中心に発生しており、選挙結果とは別に混乱が発生することに警戒が高まっています。
現地日本国大使館は9月26日、10月8日と連続で現地在留邦人に対し注意喚起を発しており、投票日はもちろんのこと選挙結果発表日を含め当面の間デモや暴動に近づかないよう呼びかけています。
なお、前回の大統領選挙(2018年)では、投票日の48時間前から国境(陸・海・空)の閉鎖、都市間移動の制限、商業施設の営業停止などの措置が実施されました。今回も同様の措置が取られる可能性があるため、投票日前後に国外へ移動予定の方は、航空便の最新情報を確認し、滞在中の方は十分な食料や日用品の備蓄に努めてください。