ナイジェリア東部村落襲撃及び誘拐

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2024年1月5日、ナイジェリア東部ウロ・ミューザで武装勢力が村落を襲撃し、村の指導者を含む18名を誘拐する事案が発生しました。同国では2日北部カドゥナ州でも約60名が誘拐される事案が発生している等、年初から誘拐が複数発生しています。

 

5日の誘拐事案は首都アブジャから約400キロほど東、カメルーンとの国境にも近いタラバ州ウロ・ミューザで発生しました。村の指導者は誘拐された後、遺体となって発見されています。生存しているとみられる村民は16名であり、犯人グループは多額の身代金を要求しています。タラバ州では昨年ミュートゥンブ村落でも同様の村落襲撃が発生し、村の指導者とその家族7名が殺害される事案がありました。

ナイジェリアでは1月2日にも北部カドゥナ州ダワキ地区で村落の襲撃が発生し、17名が死亡、58名が誘拐される類似の事案が発生しています。年初に大統領が治安の改善に向けた取り組みを進めると発表していますが、現状同国の特に北部から東部にかけての治安改善は容易ではないとの指摘がなされています。

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