お祝いムードの時こそ忘れてはいけないこと
前述したようにテロ、犯罪、災害に休暇はありません。たとえ自分やコミュニティが休暇モードであっても、常に発生の可能性があるものです。そして得てして、こちらが休暇モードの時に「不意打ち」を食らった場合、テロ、犯罪、災害の被害は大きくなりがちです。
常に最大級の警戒をしなければならないわけではありません。パソコンやスマートフォンの「スリープモード」のように、普段は最低限の機能だけを動かし、いざという時にすぐ警戒を高められるようにしておけばよいのです。
テロや犯罪に身構えましょう、というと大事としてとらえられがちですが、日常生活の中で皆さんも次のようなことはほぼ無意識で対応されているはず。
道を横断する時に左右を確認し車が来ないか確認する
鉄道のホームから落ちないよう黄色い点字ブロックの内側を歩く
前から歩きスマホの人が来た時にはそっと避ける
こういった注意をしていてエネルギーを消費したという話はきいたことがありません。
大勢の人が集まるときには周囲に不審な動きをしている人や車がいないか確認する
旅先や実家で地震が起きても大丈夫なように避難方法を一度でも思い描いておく
これだけでも皆さんの休暇中の安全が保たれるかもしれませんね。
2019年も残りわずか。どうかよいお年をお過ごしください。また、2020年も皆様に異変なく、世界各地でご活躍されますように。代表の尾崎および海外安全管理本部(海外安全.jp)一同お祈り申し上げます。
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