2月1日はミャンマー国軍が事実上のクーデターにより権力を掌握して丸4年の節目の一日です。この数か月、少数民族や民主化要求勢力を中心とした武装勢力が国軍との衝突を経て軍事拠点を占拠する動きが続いています。明日に標的を合わせて軍拠点や政府関連施設等を狙った攻撃が行われることが否定できない状況です。
直近ミャンマー北東部や南西部等、首都ネピドーや中心都市ヤンゴンからやや離れた地域では権力を掌握している軍の拠点が奪還される事例が相次いで報告されています。テロや襲撃は事前に十分な計画を練り実行されることが一般的です。当然ながら実行日もある程度根拠を伴って設定されることが多く、ミャンマーの場合には国軍が権限を掌握した2月1日は反対勢力から見て、攻撃を決行する理由がある一日と言えます。