2025年3月20日インドネシア中央部東フローレス県のレウォトビ・ラキラキ火山の火山活動が活発化し、噴煙が上空高く舞い上がりました。当局は噴火警戒態勢を最高レベルに引き上げ、半径7Kmいないの立ち入りを禁じました。噴煙によりバリ島等で航空便の運休等が確認されています。
インドネシア中央部、フローレス島に位置するレウォトビ・ラキラキ山は短続的に火山活動が活発化しています。20日朝まで同火山に対するインドネシア当局の警戒レベルは上から2番目の3でしたが、本日朝、噴煙が上空8キロに達する大きな噴火が確認されたことで警戒レベルが最高(4段階中の4)に設定されました。
これを受け、同火山の火口から半径7キロ(南西から北東にかけては8キロ)以内への立ち入りが一切禁止されたことに加え、土石流や河川の氾濫に警戒すること、地元自治体の指示に従い安全を確保すること、また状況に応じてマスクやゴーグルを使用することが推奨されています。
また、噴火の影響に伴い、航空機の安全な運航が確保できないとして、一部の航空便に欠航や遅延が報告されています。火山活動の状況によって今後観光客の多いバリ島含め空港の封鎖もあり得るため周辺滞在中の方は最新気象情報、運航情報に十分ご注意下さい