2025年12月9日午前、インドネシアの首都ジャカルタ中心部にある7階建てビルで大規模な火災が発生しました。少なくとも22人が死亡し、数十人が負傷しました。建物内からの避難が遅れたことで被害が拡大したとの指摘がなされています
火災が発生したのは日本のドローン企業が入居するビルで、リチウム電池から発火した可能性があるとのこと。現地昼頃に火事の報告があり、数時間後に鎮火しましたが、死亡者数が非常に大きな火事となりました。
海外では違法建築や安全基準を満たさない建物が建設されることに加え、非常口、初期消火設備等が完備されていないことなどを理由に火災が発生した際の被害が大きくなることがあります。海外に進出し、海外支店や支社の事務所等を設置される場合には年に一度でもよいので避難訓練や緊急連絡網訓練を行うとともに、ビル管理会社と定期的な火災や地震発生時の対応方針の確認を行うことをおススメします。


