バルバドス治安最新情報(2024年2月)/海外安全.jp


0.バルバドスにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在バルバドス日本国大使館  :+1-(0)246-538-5700

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :211

◎救急  :511

◎消防  :311

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

いずれの政府もバルバドスは相対的に安全な国であると評価しています。過去米国政府のみ一部地域での犯罪発生件数の多さを背景にリスクレベルを一段高く設定している時期がありましたが、現在は日・米・英・豪いずれも強い警戒情報は発していません。

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、バルバドスへ渡航する国民への注意喚起は最小限です。カリブ海に浮かぶ諸国の中では治安が安定した国と言え、過去にテロも発生していません。

ただし、イギリス政府が指摘するように、最低限イギリス国内と同程度の注意は必要です。油断をしていると一般犯罪の被害に遭遇する可能性が高まります。夜間のビーチ散策等不用意な行動は絶対に避けるようおススメします。

2.日本政府の危険情報

全土に対し、特段の注意喚起はありません。

カリブ海諸国の中では治安が安定している国との記載があります。しかしながら、細かく見ていくと以下のような地域で特に一般犯罪への注意が必要であり、夜間等立ち入らないようアドバイスされている地域がありますのでご注意ください。(これら地域はアメリカ政府が高い危険レベルを設定している地域とほぼ同じです)

・首都ブリッジタウン近郊にある「ブラウンビーチ(Brown Beach)」などは,日中は観光客で賑わいますが,日没後は麻薬の密売人や売春婦などが出没するなど急に状況が変わるので,夜間は不用意に近づかないでください。また,日没後はたとえホテルの近くであってもひと気のない場所を出歩かないでください。
・ブリッジタウン付近の「ネルソンストリート(Nelson Street)」及び「ウェリントンストリート(Wellington Street)」には,夜間近づかないでください。
・セント・ルーシー教区(St. Lucy)の「クラブ・ヒル (Crab Hill)」及びセント・マイケル教区(St. Michael)の「ザ・アイヴィー (The Ivy)」,「ニュー・オリンズ(New Orleans)」,「パイン(Pine)」,「キャリントンビレッジ(Carrington Village)」,「グリーンフィールズ(Green Fields)」地域は発砲事件や強盗,麻薬に係る事件が多発しているため日中でも近づかないでください。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ一時全土が「渡航を中止してください: Do not travel」となっていましたが、2022年4月19日付で全土が一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」に引き下げられました。


全土に対して特段の注意喚起はなされておらず、「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

過去、犯罪リスクを考慮して、以下バルバドス島の一部には「渡航を中止してください: Do not travel」や「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されていた時期があったことを記録しておきます。

  • Crab Hill, St. Lucy
  • Ivy, St. Michael
  • Nelson Street, Bridgetown (at night)
  • Wellington Street, Bridgetown (at night)
  • Jolly Roger and Buccaneer Cruises (at night)
  • Black Rock
  • Deacons
  • Carrington Village
  • Green Fields
  • New Orleans
  • Pine

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

主要な注意喚起は自然災害と健康上の注意です。ただし、一般犯罪や性犯罪も発生していることを踏まえ、イギリス国内と同程度の警戒は怠らないようコメントが記載されています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。2021年11月1日付で多くの国・地域に対するリスクレベルが引き下げられました。
現在バルバドスに対する個別のトラベルアドバイザリーページは存在していません。
以下は新型コロナウイルス感染症拡大前の治安情報です。

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

バルバドスは全土が最もリスクレベルの低い白(評価なし)となっており、特段の注意喚起はありません。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)

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