リオデジャネイロ政治集会への爆発物投げ込み事案

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2022年7月7日現地夜、ブラジル第二の都市リオデジャネイロ市内で行われていた左派政党の政治集会中、自家製の爆発物が投げ込まれる事案が発生しました。

爆発物そのものの威力は大きくなく、けが人の報告はありません。ただし、爆発物に汚物のようなものが使われており、悪臭が立ち込めたとのこと。現地警察は容疑者として55歳の男を逮捕した旨発表しています。

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爆発物が投げ込まれる前の政治集会会場の様子(Folhaのウェブサイトよりキャプチャ)

 

同集会にはルラ前大統領も出席予定でしたが、爆発はルラ氏が到着する前に発生しています。

日本国内でも残念なことに悲惨な事案が発生してしまいました。政治や選挙は従来から意見の対立が表面化しやすく、しばしば暴力的な抗議や妨害を伴うイベントです。外国人としてあるいは旅行者として滞在中の国における政治集会や選挙活動等に近づくことはリスクを増す行為と言えます。選挙キャンペーン中や投票日などには普段と行動を変える、群衆の集結地点には近づかない、といった工夫が皆さんご自身の身の安全に役立ちます。

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