エストニア治安最新情報(2024年9月)/海外安全.jp


0.エストニアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在エストニア日本国大使館 :+372-(0)631-0531

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎緊急電話:112 (警察/救急/消防 共通)

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

エストニアに対しては、各国政府とも安全度が高いと評価しています。
日本政府外務省も、他の欧州諸国と比較して強い注意喚起は行っていません。ただし、一般犯罪の発生率が日本と比べて約2.8倍とかなり高く、薬物犯罪が増加傾向にある点を強調して注意を呼び掛けています。
エストニア国内に滞在する場合のみならず、フィンランド発着のタリン旧市街一日観光なども盛んであり、特に観光客が増える6月~8月は観光客の金品を狙う窃盗犯も増える傾向にある点注意が必要です。

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、エストニアへ渡航する国民への注意喚起は最小限です。単独もしくは数人の実行犯による小規模な攻撃等、テロに分類できる事件も完全に否定できるものではありませんが、大規模なテロはここまで発生していません。

オーストラリア政府のアドバイスにあるように「常識的な行動をとる」ことで、一般犯罪に巻き込まれないよう注意することで、不必要なトラブルは回避できます。

2.日本政府の危険情報


全土に対し、特段の注意喚起はありません。

他の欧州諸国と比較しても犯罪発生率は低いものの、日本と比較すると犯罪発生率は2.8倍と高いことが、「安全の手引き」に記載されています。

特に夏6月~8月は欧州からも観光客が集まり、スリや窃盗犯にとっても観光客の金品を狙いやすいという事情があります。日本人に対しても、以下のような一般犯罪対策を中心として具体的なアドバイスが記載されています

(1)多額の現金は持ち歩かず,貴重品や身分証明書は分散して携行する。
(2)レストラン等では,貴重品の入った手荷物を座席に残したまま離席せず,携行するよう心掛ける。特にホテルの朝食時に,自分の席を確保するためにハンドバッグ等を席に置いておくことは禁物。上着をいすの背もたれに掛けておく場合は,財布や貴重品をポケットの中から抜き取って別途管理する。
(3)宿舎の選択は,料金面からだけでなく,安全のため個室を確保できるホテルを選ぶよう心掛ける。
(4)泥酔者や不審者から声を掛けられた場合には,可能な限り関わらずにやり過ごし,相手にしないようにする。また,泥酔者による事件は夜間のみならず,早朝にも起きていることから,これらの時間帯に外出する際は,特段の注意を要する。
(5)自動車は,短時間であっても必ずドアロックをすること。人目に付かない暗い場所に駐車しないこと,人目のある場所でも長時間同じ場所に駐車しないことが重要です。駐車中は車内に荷物を置かないようにする。盗難防止装置(アラームやハンドル固定装置)等も活用する。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ一時全土が「渡航を中止してください: Do not travel」となっていましたが、2022年4月19日付で新型コロナウイルス感染症パンデミック拡大前の治安レベルに戻されています。


全土

特段の注意喚起はありません。
全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

特段の注意喚起はありません。

交通事故への注意喚起が最初に行われています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。2021年11月1日付に続き、2022年6月30日にリスクレベルが引き下げられており、現在は全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっています。

estonia-aus-level

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

エストニアは全土が下から二番目の「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっており、特段の注意喚起はありません。ただし、常識に従って、不審な動きをする人物や不審物があれば警戒するように呼び掛けています。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)

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