フランス首都北西地域高校前での衝突

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2022年10月13日フランス首都パリから北西郊外に位置するナンテールの高校で教師の不当な転勤や指導方法への不満から学生らが学校を封鎖する事案が発生しました。治安当局が強制的に学生らを排除しようとした際に投石等が行われ激しい衝突が発生、少なくとも14名が逮捕されています。

 

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高校前に集結し、学校を封鎖する学生ら(francetvinfoのウェブサイトよりキャプチャ)

13日の衝突に先立ち、11日にも一時学生らが学校を封鎖していました。同日学校の経営陣と学生らが話し合いを持ちましたが、合意に至らず、再度の封鎖が計画されたという経緯があります。

治安当局は学校の封鎖を解除するために催涙弾や防護用の盾を学生らに押し当てるなどして制圧を行いました。この対応について、一部政治家らは過剰な暴力があったのではないかと指摘しています。逮捕された14名のうち12名は未成年だったとの情報もあり、学生らの取り調べと同時に治安当局の対応に問題がなかったかも調査が進められています。

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