ガンビア治安最新情報(2024年3月)/海外安全.jp


0.ガンビアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在セネガル日本国大使館  :+221-(0)33-849-5500

ガンビアには日本国政府大使館は存在しておらず、隣国セネガルにある日本大使館がガンビアも管轄しています。

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察 :116

◎救急 :117

◎消防 :118

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

ガンビアに対しては、各国とも他のアフリカ諸国と比してそこまで高いリスクレベルは設定されていません。ただし、犯罪の発生率は高く、日本のみならず米国・英国も首都バンジュールにおける犯罪被害の高さを指摘しています。
また、アメリカ政府は南部セネガル国境での地雷リスク、紛争リスクを指摘しています。

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、ガンビアに対しては一定の注意喚起はありますが、テロや紛争に関する注意喚起はありません。犯罪に注意すること、また現地の医療や救護体制が整っていないことを踏まえ十分な注意が必要です。

2.日本政府の危険情報

gambia-jpn-level

全土に対し、「レベル1:十分注意してください。」が設定されています。

首都バンジュールでは観光客を狙ったスリやひったくりが多いことを踏まえて注意喚起がなされています。過去2020年8月にバンジュール市在住の外国人男性が刺殺された事件、2021年5月にも外国人の居住者が自宅に銃を持った押し込み強盗が侵入し負傷する事案が発生していることも明記されています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー


全土

犯罪に加え、国内に十分な医療リソースがないことを踏まえ「十分警戒してください:Exercise increased caution」が全土に設定されています。

また、セネガルのカザマンス地方に隣接する南部国境付近では地雷が残っている地域がある他、国境を越えた小規模な戦闘が起こりえる点も記載されています。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

特段強い注意喚起はありませんが、男女問わず観光客を狙った犯罪者がビーチに多いことが明記されており注意が呼び掛けられています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

ガンビアは全土が最もリスクレベルの低い白(評価なし)となっており、国別の専用ページも用意されていません。

6.最近の治安ニュース

ガンビアにおけるクーデター未遂の発生(2022年12月22日)

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