報道されない情報=知らなくていい情報ではない
海外旅行中は、どんなに楽しんでも自分の身を守ることを忘れないでいただきたい、ということをお伝えしてきました。ただ、海外で治安リスクが高いからと言って、安全な日本にいた方がいいです、というつもりは毛頭ありません。尾崎の考え方は正反対。最初にお伝えした通り、リスクはあっても、外国でしかできない経験、異文化交流をすることは皆さんの人生にとって非常に有意義だ、と考えているのです。
ただし、有意義な旅行にしていただくためには、無事に日本に帰ってきていただくことが大前提。ですので、尾崎はもちろん、当HPでは繰り返し、旅行前の準備として渡航先の安全や治安に関する情報を確認するようお伝えしています。
無事に帰国するためには自分が行く国で
どのような犯罪が多いのか、
最近どんな事件があったのか、
安全に影響しそうなイベントはないか、
現地で法律違反もしくはタブーとされる行動はないか、
あたりは気温と同じくらいの感覚で調べていただきたいところです。
例えば、こちらのページでは海外でよくある犯罪手口を映像で学べるように情報をまとめています。外国でどのくらいスリや置き引きがあるのか、どんな手口の強盗があるのか、など日本語ではめったに報道されません。しかしながら、こういった犯罪は日々世界各地で起こっているのです。報じられないからと言って、「知らなかった」では済まされないのです。まして、日本のメディアが報じないから、「知らなくていい」わけではないのです。
ちなみに、この犯罪対策動画の作成主はスペインのバルセロナ警察。日本人にも人気の観光地で現実に多く発生しているからこそ、警察が啓発動画を作成しているのです。ゴールデンウィークにヨーロッパにいらっしゃる方も、「先進国だし、ヨーロッパだから大丈夫」だという先入観で油断していると、痛い目に遭うかもしれませんよ。
今一度外務省の海外安全HPや当HPの国別ページ等ご覧ください。日本国内のテレビニュースやインターネット記事には載っていない、現地の安全対策情報が掲載されています。こうしたサイトも参考にしながら無事に帰国できるよう準備を進めていただければと思います。
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