2023年10月14日、ブラジル南部クリチバ市内の交差点で銃撃事案が発生し、1名が負傷しました。歩道を走行していたバイク運転手が注意した地元住民を銃撃したとのこと。事件現場を目撃できる距離に日本人の現地駐在員がいたことも判明しています。
事件があったのはブラジル南部の大都市クリチバ市内のイグアス大通りとStヒライレ通りの交差点付近です。バイクに乗った銃撃犯が歩道を走行していた際、近所に住む地元住民から交通ルール違反を指摘され、口論になったとの目撃証言があります。その後、注意をしていた地元の男性が自宅に戻ろうと背を向けた際に犯人は被害者に向けて発砲しました。2発の銃弾のうち1発が男性の足に命中しましたが命に別状はありません。
現地日本国総領事館によれば、本事案が発生した際日本人の現地駐在者の方が事件現場付近におり、銃撃された男性が道路に横たわっている状況を目撃した旨報告があったとのこと。日本人を含む外国人の生活圏内で、一般人の口論から銃撃が発生することもあり得ることを示唆する事案と言えます。ブラジルでは銃が比較的多く流通しており、護身用の拳銃所持も少なくありません。近くで銃声が聞こえた場合にはまず伏せる等銃弾の当たる確率を下げたうえで、安全を確認しつつ速やかにその場を離れるといった基本的な安全対策を身に着けて頂くことが推奨されます。
