チリ首都での学生抗議活動の暴徒化

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2022年5月27日チリ首都サンチアゴ市内で公教育の質の低さに抗議する学生ら約1000人が抗議デモを行いました。

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放火され、炎上するバス(La Terceraのウェブサイトよりキャプチャ)

1000人という抗議活動の規模はそれほど大きくないものですが、一部参加者が公共のバスに放火する等したため一時混乱が生じました。警官隊が多数集結し、放水銃等を用いて鎮圧・解散させられています。

 

デモや集会への接近は思いがけない怪我等の原因になります。特に旅行中の外国人にとって、その国・地域での権利を訴える方々の抗議背景や実際の暮らしぶりを完全に理解することは困難です。よほどの事情がない限り抗議活動や集会への参加はおススメできません。また、規模は小さくともデモ活動や抗議行進等が行われている際には些細なことから激しい衝突が始まり、治安当局によるゴム弾や放水銃、催涙弾の使用につながるケースもあります。デモや集会への接近、群衆の集結地点に近づくことは一般論としておススメしません。

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