グアテマラ大統領選挙決選投票に関する大規模デモ

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2023年7月23、24日とグアテマラ国内首都グアテマラシティ他で選挙に関連した抗議デモが広く呼び掛けられています。23日は首都グアテマラシティ市内最高裁判所付近への接近はおススメしません。

グアテマラでは6月25日に総選挙及び大統領選挙が行われました。このうち大統領選挙では一回目の投票で過半数の得票を得た候補がおらず、8月20日に上位2名での決選投票が予定されていました。ところが、選挙管理委員会への不正訴え等の調査を経て、総選挙結果の執行停止や大統領選挙での第二位候補の被選挙権はく奪等で依然として決着がついていません。

7月13日には司法長官はく奪するとした大統領選挙第二位候補の被選挙権を最高憲法裁判所が有効とするなど司法システム内で矛盾した対応が表明さており、今回のデモは一連の選挙混乱及び同国の民主主義を守るとの名目で特に最高裁判所周辺で行われるものと想定されます。

なお、現地日本国大使館は上記最高裁判所に加えてCorte de Constitucionalidad(CC:憲法裁判所)、Tribunal Supremo Electoral(最高選挙管理委員会)、Parque de la Industria(産業パーク)の三か所でも予告されていないデモ活動等が突発的に発生する可能性がある、として注意喚起しています。

【参考コラム】開発途上国で選挙が行われる際の対応(前編)

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