メキシコ米国国境付近市街地での銃撃戦

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2021年10月22日メキシコ北部、アメリカテキサス州との国境の街マタモロス市内で麻薬組織関係者と治安当局の銃撃戦が発生しました。一般人も通行するエリアでの銃撃戦だったこともあり、民間人1名を含む4名が死亡、2人が負傷したとされています。

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銃撃戦に巻き込まれ被弾した一般車両(myRGVnewsのウェブサイトよりキャプチャ)

 

銃撃戦は現地22日午後9時頃から始まり、11時頃まで続いたと当局が発表しています。事案の終結後警察は麻薬組織関係者4名を逮捕し装甲車やライフル銃などを押収しています。

 

マタモロス市のあるタウマリパス州知事は事件後、同市の治安回復に向けた指示を発した旨ツイッターでも公表しています。ただし、現場周辺を含むメキシコ国内では麻薬組織による活動を完全に止めることは現時点で極めて困難であり、類似の銃撃戦が再度発生する可能性は否定できません。

 

今回のような事案の場合、個人の力で事件の発生を防ぐ、あるいは事件現場から意図的に遠ざかることは困難です。万が一ご自身の付近で銃撃戦が発生した場合、「身を守るための三原則」を念頭にご自身の安全確保に努めてください。

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