2023年9月18日イラク北東部、クルド人自治区内のアーバット空港にドローンを用いた攻撃が行われ少なくとも6名が死亡しました。同空港は現在テロ組織に対する捜査・制圧作戦の拠点の一つとなっていますが、同国内では比較的治安が安定しているとされている都市での事案でした
イラクの大部分は日本政府はもちろん、イギリス、アメリカ、オーストラリアのいずれの政府も厳しいリスク評価を行っています。ただし、北部のクルド人自治区を中心に治安が相対的に安定しているとされる地域には日本及びイギリスが警戒レベルをさげていました。今回事案が発生したアーバットは日本政府の危険情報上「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」となっており、イラクでは最も警戒レベルが低い地域でした。
本ドローン攻撃の経緯や犯行主体は現時点で不明ですが、テロ掃討作戦に対する反撃という見方が有力です。
【参考情報】イラク治安最新情報
