カナダ感染症対策反対運動の拡大

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2022年2月5~6日にかけてカナダ全土、複数の都市で政府の新型コロナウイルス感染症対策、ワクチン接種義務化に反対する「自由の一団(freedom convoy)」運動が広がりました。現時点で暴力を伴う大規模な衝突は報告されていませんが、複数の都市中心部でトラックや自家用車などを用いての行進が行われたことにより、通常通りの移動ができない状況が報告されています。

本運動の発端はアメリカとカナダを行き来する輸送業者らに対し、ワクチン接種を義務化するとの方針にトラック運転手らが強く反発したことです。1月下旬から抗議活動が始まったオタワでは市当局から非常事態宣言が発令されました。

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市内大通りを車両で封鎖し、行動規制やワクチン接種義務化への反対を訴える抗議参加者(CNNのウェブサイトよりキャプチャ)

 

オタワ中心部では一週間にわたって市内の一部道路が占拠されており、騒音や交通障害により周辺の商店や住宅街での苦情が増えています。現時点で大規模な暴力を伴っていませんが、警察当局は周辺自治体からオタワへの警官増派に向けて準備を進めており今後衝突等の可能性も排除できません。

 

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