アメリカ国内不審な郵便物騒動

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アメリカ国内で、爆発物とみられる不審物が入った郵便物が複数発見されています。

パイプ爆弾を模した金属製の筒や爆薬の可能性がある粉末、ワイヤーなどが組み合わせられたものが入っていました。

 

郵便物から発見された爆発物らしきもの(米ABCニュース動画からキャプチャ)

 

これまで、オバマ前大統領やヒラリー・クリントン元国務長官の自宅、CNNニューヨーク事務所、ロバート・デニーロ氏の経営するレストラン、著名な投資家ジョージ・ソロス氏の事務所等に不審な郵便物が送り付けられています。

 

オバマ氏やクリントン氏の場合はシークレット・サービスが郵便物をチェック中に発見していますが、CNN事務所の場合は、入居しているビルから全関係者が一時退避するなど、日常生活にも支障が生じています。

 

これまでのところ不審な郵便物が見つかったのはトランプ大統領を批判してきた人物・企業がほとんどです。弊社では一般市民、特に外国人である日本人皆様や日本企業に直接不審な郵便物が送られる可能性は高くないと考えています。

他方で、同じビルに入居する他のテナント等で不審物が発見された際には、警察やFBI等治安当局が避難を指示する可能性もあります。その場合は、慌てず、現場の警察官等の指示に従って行動してください。

なお、ニューヨーク市警察は万が一不審物と思われる郵便物を受け取った場合には治安当局に速やかに連絡するよう呼び掛けています。具体的には差出人が不明、異臭がする、ワイヤーがはみ出している等です。

 

日本人向けには在ニューヨーク日本総領事館が「爆弾テロQ&A」のコーナーで詳しく対応アドバイスを公表していますので、こちらもご参考になさってください。
※在ニューヨーク総領事館:小包・手紙爆弾に対しての対応
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j2/04.html

 

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