ニューヨークブロンクス地区での通行人射殺事案

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2020年7月6日アメリカニューヨークのブロンクス地区で、娘と手をつないで歩いていた男性が近づいてきた車両から複数の銃撃を受け、死亡しました。女児はその場から逃げることに成功し、無事に保護されています。

 

警察は監視カメラ映像等を基に捜査を続けていますが、犯人と被害者の関係も含め、公開されている状況が極めて限られています。このため犯人が被害者のみを狙って殺害したのか、無差別に殺害されたのか、といった事件の性質は明言できません。ただし、警察によれば現時点で犯人は判明しておらず、逮捕にも至っていません。

 

新型コロナウイルス感染症に伴う影響で世界的に治安情勢の悪化が観察されており、アメリカにおいても銃撃事件数の急増が報告されています。ニューヨーク市警の発表では同市で今年に入って発生した銃撃事件は511件であり、前年同期の355件に比べて44 %増加しています。また殺人事件も本年に入り176件発生しておりこちらは、前年より23%増えているとのこと。

 

New York City has seen a 44% spike in shootings this year to 511, from 355 during the same period in 2019, according to the NYPD. There have been 176 murders, which is 23% higher than last year.

 

同じような傾向はシカゴ、ロサンゼルス、フィラデルフィア他、アメリカ国内の複数の都市でも観察されています。

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