アメリカニューヨーク州市街での警察による犯罪者への発砲

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2023年9月6日アメリカ北東部ニューヨーク州警察は捜査中の警官をひき殺そうとした2名を射殺したと発表しました。警官による正当な自衛と見られていますが、白昼の市街地での発砲であり、流れ弾や犯人からの反撃に巻き込まれる可能性のあった事案です

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事件現場を検証するデウィット市の警官ら(NYタイムズのウェブサイトよりキャプチャ)

発砲があったのはニューヨーク州中央部のオノンダガ管区デウィット市です。警察によれば、自動車窃盗現場を目撃した警官らが犯人を追跡したところ、犯人が窃盗者で警官をひき殺そうと向かってきたためやむなく発砲したとのこと。犯人は10代の少年2名であり、いずれもその場で死亡が確認されています。現時点では発砲に至った動画も公開されており、警察は「正当な自衛であった」と発表しています。

ニューヨーク州内では今年に入り、約2000件の自動車窃盗が報告されています。これは昨年一年間での類似犯行300件程度に対し年間で10倍近いペースとなっており、警察は警戒を高めていました。一連の捜査に問題はなかったとされていますが、市街地で白昼銃撃が発生した点を踏まえ、巻き添え被害などには十分な注意が必要です。

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