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2024年7月から8月にかけ、イギリスおよびバングラデシュで相次いで市民暴動による衝突や破壊行為が続発されました。イギリスでは発端となった都市以外でもSNSを通じて反移民を含む極右思想が拡散し、暴動が連鎖した経緯があります。また、バングラデシュにおいては7月中旬学生らによる公務員採用方式の変更への抗議に端を発したデモがSNSでの拡散や野党勢力の後押しもあり、長年権力を維持してきたハシナ首相の退陣・国外逃亡にまで至りました。時として大きな社会変化につながりうる民衆騒動の背景とその過激化は日本人駐在員や出張者の安全確保にも直結します。…