イスラム教シーア派行事に関する注意喚起

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イスラム教の暦では本年8月20日ないし21日から年が変わりました。

イスラム教の暦で1番目の月の名前である

 「ムハッラム」

はラマダン(9番目の月の名前)に次いで二番目に神聖な月である、とされています。そのため、各種の宗教行事が集中的に行われる月でもあります。

イスラム教の教義の上では、ムハッラム月は争いを禁じられた月の一つ。本来であればテロによる攻撃も抑制されるはずなのですが、残念ながら近年ではむしろ、神聖な月に対するむしろ宗教心の高まりを利用してテロを煽る行為も頻発しています。

特にムハッラムの10日目はイスラム教シーア派にとって極めて重要な

 「アシュラ」

という祝日が予定されています。
この日に行われるシーア派の宗教行事や宗教施設、シーア派が多く住むエリア等を標的としたテロが発生するリスクが通常よりも高まりますので要注意です。

具体的には8月29日~30日に、特にイスラム教徒が多く、かつシーア派が少数派である国では(スンニ派が多数派である国)
そういったシーア派関係者が多く集まる場所を避けるようにすることをおススメします。

 

当サイトでも繰り返しているように、テロの被害、特に巻き添えを避けるためには

テロが発生しそうな日時
 テロが発生しそうな場所
 テロに関連しそうな怪しい人や物

を避けることが重要です。

上記の日時・場所で必ずテロが発生する、とは当然言えませんが
テロの巻き添え被害のリスクを可能な限り低減するためには

「何もないことを祈りながら最悪に備える」

ことが大切であると考えます。

 

参考リンク

テロ巻き添え被害は「ダイヤルロック」式

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