エルサルバドル首都近郊での犯罪組織摘発強化

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2022年12月3日エルサルバドル政府は、首都近郊ソヤパンゴ地区で潜伏する犯罪組織メンバーの掃討作戦を強化しました。同国軍1万人を投入し、周辺地域を封鎖、徹底的な摘発を行う方針を掲げています。

 

首都サンサルバドルの西側に位置するソヤパンゴ地区は人口約30万人とされていますが、長らく犯罪組織・ギャングの巣窟となっていました。現在同地区へ接続する道路はすべて封鎖されており、出入りの際には軍による検問で身分証明書を提示する必要があります。また、犯罪組織構成員の隠れ家や倉庫と疑われる場所の捜索も行われている模様です。軍は「一般の方は何も怖がる必要はない」と言及していますが、メキシコを含む中米諸国での犯罪組織掃討作戦の際には、市中で銃撃戦が発生するなどの事例があります。

巻き添え被害を極力避けるためにも、軍による正式な掃討作戦終了が発表されるまで、ソヤパンゴ地区への立ち入りを控えることを強く推奨します。

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