コロンビア中央部大規模噴火に備えた警戒

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2023年3月下旬からコロンビア中西部ネバド・デル・ルイス火山の活動が活発化しています。3月31日には当局が噴火警報レベルを一段階引き上げ、4月3日には周辺自治体の一部が住民に避難指示を出しています。現地の最新火山情報に十分な注意が必要です

 

同火山は1985年の前回噴火時、噴煙や土砂によって周辺村落が埋没し25000人以上が死亡した経緯があります。また、同火山は首都ボゴタからの直線距離が約130キロ(富士山と東京駅の距離が約100キロ)であり噴火規模によっては首都でも影響が出る見通しです

 

4月に入っても火山性微動などが継続して観測されており、4月3日には火山の噴火に備え周辺自治体が火山から半径15キロ内の住民らに避難を指示しました。さらに現地4月5日にはアメリカ国務省が在コロンビア米国大使館のスタッフに対し、火山活動の警報対象地域に立ち入らないよう指示したことが発表されています。現地のアメリカ大使館もネバド・デル・ルイス火山の状況に警戒をしていると言えます。

 

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