ジンバブエ治安最新情報(2024年3月)/海外安全.jp


0.ジンバブエにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ジンバブエ日本大使館:+263‐(0)242-250025

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察/消防/救急:999

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

各国政府ともジンバブエに対してはそれほど強い注意喚起を発していません。いずれも注意喚起を呼び掛けていますが渡航の再検討あるいは自粛を呼び掛ける内容にはなっていません。周辺国と同等程度ではあるものの先進国よりも犯罪発生率は高く、また暴力を伴うデモ等にも要注意である旨、四か国ともリスク認識が共通していると言えます。

【海外安全.jpのコメント】

ジンバブエに対して各国のリスク判断はある程度共通しています。

日本政府の注意喚起が英・米・豪とほぼ同じであり、日本人被害の実例などが記載されている日本政府の注意喚起をしっかりと把握した上で安全対策を講じることが重要です。

2.日本政府の危険情報

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全土に「レベル1:十分注意してください。」が設定されています。

全土で犯罪発生件数は高止まりしており、日本人も被害に遭っている旨明記されています。観光地であるビクトリアの滝周辺でも観光客を標的とした窃盗や強盗事件が発生していることも説明されています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

国土全体に対し、「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されています。

犯罪発生件数が高止まりしていることに加え、米国人に対する嫌がらせがしばしば発生する旨記載されています。また、群衆によるデモが発生した場合、時として暴力を伴う場合や治安当局との衝突が発生するケースがあるため注意が必要であると明記されています。

全土

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府はジンバブエに対し特段強い注意喚起を発していません。またリスクレベルを地図上に表示したリスクマップも公開されていません。
ただし、文章では政治情勢が不安定であることに伴うデモがしばしば暴力的になりうること、また犯罪も多く発生していることが明記されています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。2021年11月1日付で多くの国でリスクレベルが引き下げらています。

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オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

ジンバブエには全土に対し、「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」のリスクレベルが設定されています。犯罪が多発していること、および市民らによる群衆デモ等が発生していることがリスクレベル設定の背景です。

また、現時点ではジンバブエ国内でコレラの流行が観察されていることも注意喚起されています。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)

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