海外で身を守るためには「事前対応」が肝心!
新型コロナウイルス感染症による長らくの出入国制限も事実上撤廃されました。まだまだ慎重な方もいらっしゃるとは思いますが「リベンジ消費」という言葉もあるように今年こそ海外旅行に行くぞ!という意気込みの方もおられるのではないかと思います。
当サイトでは海外旅行に出発する前の
事前の情報収集
適切な予防策
万が一の際の基礎知識
の有無、適否によって
現地で危険な目に遭うかどうか、
命を落とすか落とさないか、
ケガをするかしないか、
の明暗が分かれます、との考えを持っています。
つまり現地に駐在する際や旅行に出発する前に、現地の事情を調べ、
リスクがあるかどうか
リスクがあるなら、適切な回避措置は何か?
リスクが大きすぎるなら現地渡航を止められるか?
をあらかじめチェック、検討する人と、そうでない人では危険な事案に巻き込まれる可能性が違います、という考えを持っているということです。大多数の方は事前の情報収集有無に関わらず、無事にご帰国されることの方が多いです。ただし、いざ地震や台風のように皆さんに身近な自然災害でもいざ被害に遭った時にそれまでの備えができているかによって被害の度合いが変わってくるのはご承知の通り。だからこそ、何の災害も発生していない時には飲食料品の備蓄やハザードマップの準備は無駄なように見えますが、いざという時に役立つのですね。
ビジネス上の失敗であれば、命まで奪われることはあまり想定されないので、失敗もまた「次」の成長の機会とすればよいでしょう。しかしながら、こと自然災害や海外での安全管理に関しては、万が一なんらかの事案に巻き込まれた場合最悪、「次」が存在しないこともありえます。皆さんが命を落としてしまっては反省を生かすチャンスは来ませんよね。
事案に遭遇した後に
もし、事前に情報を知っていれば!
もし、旅行中に危険情報が届いていれば!
もし、渡航のタイミングをずらしていれば!
そう後悔しても遅いのです。
信頼できる情報収集の第一歩
その一方で、
「そもそも行ったことのない国の信頼できる情報なんてどう集めたらいいの?」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そういう方にもおススメなのが日本政府外務省が発表している海外安全情報HP。日本政府として公式に発表しているものですので、こちらを信頼しない手はありません。また、外交を仕事としている外務省のサイトですので、全世界のどんなマイナーな国であっても、すべてカバーされていることも特長です。(ちなみに日本政府の作成しているページですので原資は皆さんの税金です。資金源の観点からは活用しない方が「損」とも言えるかもしれません)
まずはこのサイトで駐在先、渡航先の状況をあらかた把握した上で、現地での活動や滞在先をご検討いただくことを強くおススメします。ただし、ホームページの弱点として、緊急事態の際の速報性はやや劣ります。また、ホームページのメディア特性として、皆さん自身で情報を確認する、というアクションを取らなければ更新情報が得られません。
まずは『たびレジ』登録から始めてみよう!
その弱点を補ってくれるのが同じく外務省が運営する『たびレジ』です。こちらは東京にある外務省や世界各地の大使館・総領事館等が配信する日本人向けの安全情報提供サービスです。緊急事態の際にはメールで皆さんのお手元に、最新情報を届けてくれますので、情報収集の方法が分からない!という場合にはひとまずこちらをご登録いただければ十分です。
外務省運営『たびレジ』登録リンク
【参考コラム】10分でできる!たびレジ登録ガイド
既に具体的な旅程が決まっている方は左側の「本登録」ボタンから、到着日、現地出発日および宿泊先情報等を入力すれば、その期間だけ渡航先の情報がお手元に届くようになります。
また、具体的な旅程は決まっていない場合、
海外渡航を計画中の方、
ご家族・お知り合いが海外渡航されている方、
日本で当該国の事業を担当されている方、
海外進出先をお探しの方、
などは右側の「簡易登録」ボタンから、情報受信を希望される国を選択登録ください。
日本にいながらにして、現地在留中の方向け情報がメールで受信できるようになり、大変便利です。
後編では「たびレジ」で受信できる情報の例をご紹介するとともに、「たびレジ」の弱点およびその克服方法も紹介します。
この項終わり