2025年3月18日イスラエル主要都市テルアビブ市内で4万人以上が集結する反政府、反ネタニヤフ首相デモが行われました。同首相の汚職疑惑、イスラエル情報機関の長官更迭方針、そしてパレスチナに囚われている人質解放が進まないことへの抗議です。群衆への接近は控えるよう推奨します。
イスラエルはパレスチナの武装勢力ハマスを含め周辺国とも軍事衝突中です。他方で、イスラエル国内が一枚岩というわけではなく、政府を率いるネタニヤフ首相に抗議する国民も多く存在しており、内政的な問題も抱えている現状があります。3月18日に発生したテルアビブ市内での抗議には4万人以上が参加し、発煙筒を焚くなどしながら反政府、反ネタニヤフ首相のシュプレヒコールを上げる様子が記録されています。集結した抗議参加者は過去数か月で最多となりました。
今回の抗議の発端はイスラエル人の人質の人質が残ったまま、ネタニヤフ首相がガザ地区への攻撃を再度指示したことですが、首相の汚職問題を調査するイスラエル情報機関の長官の更迭を急ぐ首相の姿勢にも反発が見られます。周辺国との軍事衝突に加え、内政面でも不安定な状態であり、イスラエルへの一般の方の渡航は現状おススメできません。