イスラエル エルサレム市内での車両暴走事案

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2024年4月22日イスラエルの中心都市エルサレム市内2か所で車両が歩道に突っ込み、ユダヤ人2名が負傷しました。現地当局は本件をテロとして捜査しており、車を乗り捨てて逃走した運転者のものと思われる銃も回収したと発表しています

 

日本語メディアでも大きく報じられている通り、現在イスラエルとパレスチナ系武装勢力は全面的な武力衝突を継続しています。また、パレスチナの一般人がおかれた現況が伝わるにつれ、パレスチナ以外のアラブ系住民、イスラム教徒の一部がイスラエルに対する反感を抱いていることも否定できない事実です。

こうした背景を踏まえ、イスラエル領内、特にテルアビブやエルサレム等で比較的簡単に実行できてしまうナイフ等による襲撃や今般のような車両の暴走による殺傷の試みが続発することも想定される事態です。イスラエルに対するミサイルやロケット砲、ドローン攻撃も懸念される状況下であり、滞在中の方は引き続き細心の注意を払って安全確保を行うよう強く推奨します。

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昨年9月にエルサレム市内で通行人らが複数はねられた事案の現場を警戒するイスラエル兵士ら(albawabaのウェブサイトよりキャプチャ)
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