アルゼンチン首都日本人観光客のスマホ窃盗被害

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2025年12月12日現地夜アルゼンチン首都ブエノスアイレス市内連邦議会前広場で、日本人の観光客がスマホ2台を強奪される被害が発生しました。不意に背後から接近してきた男性により、利用中のスマホを奪われました。実行犯は待機していたバイクの後部に乗り逃走しています

 

現地日本国大使館の公開した被害状況によれば、女性はスマホ2台を手にもって利用していたところ、背後から接近した犯人に気づかず強奪されてしまったとのこと。首掛け式ストラップを使用していましたが、力づくでストラップは引きちぎられたとのこと。また、共犯者と思われる人物が犯行現場付近で待機していたことから複数名による犯行であることが想定されます。

 

アルゼンチン国内の報道によれば、ブエノスアイレス市および周辺地域ではスマートフォンを狙った窃盗が極めて多発しており、首都圏全体で1日1万件以上のスマホ窃盗が発生していると指摘されています。犯行は複数人で行われるケースが多い一方、今回のように単独で至近距離から強襲する手口も確認されており、観光客が被害に遭う例も後を絶ちません。

世界的にみると安全な日本では多くの方がついついやってしまう屋外でのスマートフォン使用ですが、使用中は周囲への注意力が低下し、犯人の接近に気づきにくくなります。また、日本と違い盗んだスマホを売って換金する行為も多発しているため慣れない土地で屋外でスマホを利用することは、犯罪の格好の標的になる点にも注意が必要です。

 

また、強盗や窃盗の被害に遭った際に、自ら犯人を追跡する行為は大変危険です。犯人が逃走を阻止しようとして暴力や凶器を使用する可能性があるため、決して追いかけたり、金品を取り戻そうとせず、命の安全を最優先に確保することをおススメします。被害後は安全な場所から、警察や管轄の日本大使館・総領事館へ通報してください。

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