マリ国内各地軍事施設等への同時攻撃

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2026年7月4日マリ各地で反政府武装勢力による軍や治安維持組織関連施設を狙った同時攻撃が発生し、複数地域で戦闘が確認されています。攻撃は国内の広い範囲で少なくとも5つの集落で発生し首都近郊ケニオロバでも銃撃戦が発生しました。軍は全ての襲撃を鎮圧済みと発表しています

 

今回同日に一斉攻撃が確認されているのは北部ガオ、キダル地域のアゲルホックおよびアネフィス、中部セバレ、さらに首都バマコ南西約60kmのケニオロバ刑務所周辺の5か所です。ガオでは軍キャンプ付近で銃撃とロケット弾が発射され、セバレでは早朝に大きな爆発音が聞こえたと住民が証言しています。アネフィスではトゥアレグ系武装勢力FLAが「複数の軍拠点を一時的に制圧した」と主張しています。

今回の攻撃には、北部の独立を求めるトゥアレグ系FLAと、イスラム過激派JNIM(アルカイダ系)が関与しているとみられています。両勢力は過去イデオロギーの面で対立した経緯もありますが2025年以降は軍事的協調を進めており、今年4月にはキダルを含む複数都市を同時に攻撃し、マリ軍事政府の国防大臣が死亡する事案も発生しています。JNIMは燃料輸送車を襲撃し、首都周辺で燃料不足を引き起こすなど、政府機関や要人への直接的な攻撃に加えて、社会不安をあおるような戦術も用いています。

 

マリでは2020年・2021年の軍事クーデター後、治安改善を掲げてフランス軍支援を停止しロシアとの協力を強めていますが、北部・中部では反政府勢力の活動が活発化しており、軍の統制が十分に及んでいない地域が広がっています。

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