【セミナー報告】「海外での安全管理を文化に」(ASIS日本支部)

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2019年12月17日(金) 一般社団法人ASISインターナショナル日本支部様主催の「月例セキュリティセミナー」にて当サイト代表の尾崎が講師を務めましたのでご報告します。

 

ASIS(=American Society for Industrial Security)はアメリカバージニア州に本部を置き、全世界各地で活躍するセキュリティ担当者のネットワークです。世界全体で35000人以上の会員を有し、204の国と地域で支部が活動をしています。各支部ごとに安全対策のスペシャリストらが常時意見交換や知見の共有を行っています。

日本支部では約10年にわたりほぼ毎月セキュリティセミナーという形で日本国内で活動するセキュリティ担当者が情報交換を行う場を設けてこられました。今般代表の尾崎にお声かけを頂き、同支部の月例セキュリティセミナーにて講演いたしましたので、簡単にご報告させていただきます。

当日は関係メディアも含め約30名のご参加を頂き、専門的かつ熱のこもった議論が行われたセミナーとなりました。

 

 

 

講演会冒頭、熱を込めて語る代表の尾崎

 

尾崎の講演テーマは「海外での安全管理を文化に」というもの。世界中にテロが拡散する現在、組織的なテロがほとんど発生していない日本に拠点がある日本人、日本企業は自分で自分の身を守るという意識がまだまだ希薄です。その最たる証拠が外務省海外安全ホームページの閲覧数。

年間約2000万人の日本人が出国していると想定されるにも関わらず、海外安全ホームページへのアクセスは年間で600万回程度と想定されます。海外に渡航する際に滞在先の気候、気温を調べるのと同様、治安情勢や主要なリスクを調べるために活用されるようになれば、現状の10倍、少なくとも6000万回くらいは見られてしかるべきです。

 

なぜ、このようなギャップが生まれるのか?それは日本人にとって海外での安全管理が文化になっていないのではないか?、もし日本人・日本企業に文化として浸透させることができれば今のセキュリティ業界の市場規模、サービス内容も全く別の次元になるのではないか?、そして海外で死傷する日本人の数をもっと減らせるのではないか、という尾崎の主張をご紹介させていただきました。

 

 

 

 

参加者からの質問から始まる議論も活発でした

 

主催者であるASISインターナショナル日本支部様から頂いたアンケートでもご参加いただいた皆さまから尾崎の講演内容について高く評価を頂きました。改めてこのような場にお呼びいただいたご厚意とご参加いただいた皆様に御礼申し上げます。

 

この項終わり