ケニア南東部建設現場への襲撃事案

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2022年3月11日ケニア南東部ラム郡の建設現場に対し武装勢力が襲撃を行いました。

 

本件で5名が死亡し、3名が負傷しました。負傷者に中国人の工事関係者も含まれているとのこと。アルカイダとの関連が指摘されるアルシャバブが犯行声明を発表しています。

アルシャバブはソマリア及び隣接するケニアでテロ行為を繰り返しています。過去にはケニア首都ナイロビ市内のショッピングモールやビジネスコンプレックス等人が多く集まる場所、外国人も訪問する場所でもテロを実行してきた経緯があります。

【参考】

【事案分析】2013年ケニア首都ショッピングモール襲撃テロ

【事案分析】ケニアホテル襲撃テロ事案

 

ソマリア政府は外国軍の支援も受けて、アルシャバブへの掃討作戦を断続的に行っています。3月12日にはソマリア中部で200名近いアルシャバブ関係者を殺害し、大きな成果を上げたとの発表もあります。ただし、組織全体を壊滅させるまでの成果はなく、今後もケニア、ソマリアでのテロには警戒が必要です。

 

 

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