マラウイ治安最新情報(2024年3月)/海外安全.jp


0.マラウイにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在マラウイ日本国大使館 :+265-(0)888-985-352

◎緊急時連絡番号     :+265-(0)999-985-360

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察 :990

◎救急 :998

◎消防 :999

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

海外安全.jp代表
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1.総論

各国ともマラウイに対してはそれほど高いリスクレベルを設定していません。全土で犯罪には十分注意する必要があるとの記載がありますが、日・米・英・豪ともに常識的な注意をすることで一定程度安全は確保されるとの見方をしています。

【海外安全.jpのコメント】

各国とも犯罪への注意喚起が主であり、アフリカの国としてはテロや政情不安に関する記載が相対的に少ないと言えます。実際に過去マラウイ国内では大きなテロは発生していません。

他方で、窃盗や強盗といった犯罪は日本よりも非常に多いと言え、夜間の外出には特に注意が必要です。

2.日本政府の危険情報

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全土が「レベル1:十分注意してください。」に設定されています。

首都リロングウェ及び南部の商業都市ブランタイヤ、旧首都であるゾンバ等の都市部で犯罪件数が多く、日本人も複数被害に遭っている旨記載があります。特に都市部では強盗団による侵入盗が主流であるとも書かれています。

現地では日本人を含む外国人旅行者は裕福であるとの認識が一般的であり、公共の場では常に警戒心を保つようアドバイスされています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

新型コロナウイルス感染症の影響がリスク評価の対象から外れており、パンデミック前のリスクレベルまで戻されています。

全土が「十分警戒してください:Exercise increased caution」に設定されています。

首都リロングウェを含め、窃盗や強盗といった犯罪が多く発生していることを踏まえた注意喚起が設定されています。また、マラウイ警察は犯罪抑止力が低いとの分析も記載されています。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府はマラウイに対するトラベルアドバイスを地図の形で表示していません。マラウイに対しては、特段強い注意喚起は発せられておらず、全土が「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」に相当すると考えられます。

英国人によるマラウイ渡航のほとんどはトラブルに見舞われることがない、とされていますが常識的な注意力を維持するようアドバイスされています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

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オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

マラウイは全土が5段階中真ん中となる「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」の対象です。ひったくりや窃盗が多く発生していることを踏まえ、注意喚起がなされています。

その他、コレラ・マラリア・住血線虫・エイズ等のリスクが高いことを踏まえ、健康面で留意すべき事項が多く記載されています。

6.最近の治安ニュース

マラウイ長期大規模停電(2022年1月)

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